2008年11月27日

白い道

 つい最近からよく昔の事を折に触れ主人と話をする。
それと言うのも、日本は経済が段々と下降気味になって来ている。
中国に圧されどんな品物とってもメイドインチャイナである。

私は小学生の低学年の時おばに映画に誘われ、映画を見に行った事がありました。
その帰りのバスの中で私は眠ってしまい私だけバスを降りそこねたことがあります。
次のバス停留所で気がつき一人で夜の道を走って帰ったことがあります。

 その時の印象が生涯忘れられないものになりました。
夜の10時過ぎ頃、月夜の光でコーラルの道が一本どこまでも白く続いて
怖いのとしーんとした物悲しさとが入り混じって今の電気が輝く道とは又
ぜんぜん比べようがありません。今でも脳裏に焼きついています。

私が小さい時は、まだアスファルトの道は重要道路しかなく、コーラルの
道が主でそれが月夜の光で白くどこまでも延びて、きれいなのと物悲しさが相まって
あの印象は忘れられません。
それから程なくして殆どの道がアスファルトに変わりました。

 日本が高度成長期に、私は用事でフィリピンに行った事がありました。
その時、夜行バスで北から南に7時間架けて下ったことがありましたが
その時の印象が丁度小さい時の事を思い出させられました。
裸電球が付いていてコウラルの道が延びて何となくさみしい様な物悲しいような
情緒があってその時、何年も経てばやはりそこもアスファルトに変わるのでしょうねと!

それから10年経って又そこに行ってきましたらやはり全部アスファルトの道に変わっていました。
時代はまわりまわる。よく言ったものだと思う。
中国もしかり、高度成長期そして安定期;;;;;
まさか中国が10年も経てば日本を脅かすとは誰も思わない。

白い道はもう思い出である・今の若い世代は何を引き継いでいくのか
つい最近は何が正しいのか考える事が多い。


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